クリエ・ジャーナル アートと創作の編集ノート
編集ノート

このノートについて

このノートについて

『クリエ・ジャーナル』は、アートと創作の現場に立ち会う独立した編集ノートである。展覧会の入り口で交わされる短い会話、デザインスタジオの作業灯の下に積まれる試作の数々、深夜のスケッチブックに残された一本の線——そうした断片を、観察と内省の両輪で記録することを志している。

本ノートが扱う主題は、いわゆる「アート速報」とは異なる位置にある。新しい展覧会の開催情報そのものよりも、その作品が立ち上がってきた背景、作家の思考の道筋、見る者と作品のあいだに生まれる距離感に注目したい。新作の発表記事より、それがなぜ今この時代に生まれたのかという問いに、静かに耳を傾ける編集を試みている。

主な章立て

記事はおおむね五つの章に分かれている。アートは、現代美術、絵画、彫刻、インスタレーション、写真などのジャンルを扱う。デザインは、グラフィック、タイポグラフィ、エディトリアル、空間、ブランディングの領域を観察する章である。クリエイティブ・カルチャーは、創作の周縁に広がる文化や社会的な広がりを論ずる。創作の現場は、アーティストのアトリエや制作プロセスに踏み込んだ取材ノートを集める章。アート・コラムは、特定の章に収まらないテーマを扱った余白の章である。

編集部の姿勢

本ノートは、特定のギャラリー、美術館、芸術団体、アーティスト本人、出版社、配信プラットフォームの公式媒体ではない。記事に登場する作家、作品、団体については、独立した第三者の立場から論じている。プロモーションを目的とした記述は行わず、観察に裏付けられた評価のみを記録する方針である。

掲載内容の正確性については相応の注意を払っているが、誤りや古い情報が含まれる場合がある。お気づきの点があればお問い合わせよりご一報いただきたい。事実関係に疑義のある記述については、確認のうえ速やかに対応する。

本ノートが目指すもの

創作とは何かを言葉で定義することは難しい。しかし、その手前にある観察を積み重ねることはできる。クリエ・ジャーナルが書き残したいのは、その積み重ねの過程そのものである。注目記事の章には、編集部が特に大事に書いた文章をまとめている。